Food As It Should Be 〜食べ物のあるべき姿について
わたしが滞在するのBristol では現在
一週間に渡って Bristol food connection というイベントが行われています。
街の各地で食べ物に関するワークショップやお話、マーケットやフードツアーが行われてます。
環境と健康、地域経済の活性化やサステイナビリティに関連したものが多く、たくさんのイベントが毎日行われています。
私も今日初めてイベントの1つに行ってきました!
Soil association というイギリス最大のオーガニック認証機関のメンバーの方のお話を聞いて来ました。
(この機関の拠点はブリストルだそうです!知らなかった!!)
Soil Association 発足時のお話、有機農業とオーガニック食品がもたらす人間、そして動物への利益、
なぜオーガニックであることが食べののあるべき姿なのかという内容でした。
※Soil Association (英国土壌協会)
戦後、化学肥料や農薬の使いすぎにより土壌環境が悪化し、イギリスでは農産物の品質や低地環境への影響が見られるようになり、事態を重くみた人たちが土地を守るために発足した世界で一番最初に作られたオーガニック認定機構です。
数あるオーガニック機構の中でも審査が厳しいことで有名です。
基本理念「健康な土が健康な植物を育み、それが健康な体を生む」
イギリスで飼育されている豚のうちの70%以上が毎日陽の光を浴びることもできずに、狭く衛生環境の悪い室内で間違った飼料を与えられています。
豚に限らずこの様な環境で育った動物達は大きなストレスをかかえます。それに衛生環境が悪く病気がちになります、そしてたくさんの薬を与えられます。
そしてその彼らを私達人間が食べます。
私たち日本人のほとんどにとって肉を食べるのは当たり前なことです。
節約のために多くの人が安いお肉を選びます。私もお肉を食べていた頃はそうでした。
そのお肉がどこから来たものなのか、どんな環境で、どんな餌で育ってきた動物なのか、考えた事もありませんでした。
“安くてそれなりに美味しければそれでいい” そう思っていました。
野菜や果物に関しても
高価で手に入りにくいオーガニック野菜や果物よりもスーパーなどで安く買えるものを選んでいました。
農薬をたくさん使い、トラクターの油や排気ガスを含んだ土で育った野菜や果物には有害物質が含まれます。
(スーパーで買った野菜や果物は持ちが悪いですが、地元農家のオーガニック野菜はとても元気で持ちがよいです!!!)
正直私自身、全ての食材をオーガニックで揃えることは出来ていませんが、手の届く値段のもの、よく食べるものはオーガニックのもの、個人商店で地元のファームで取れたものを購入するよう心がけています。
それが地域社会、環境、消費者や農家さんにとっての幸せに繋がるのだと思います。
食の大切さについて、色々な面から改めて考えさせられました。